「岩槻ねぎ」は、古くから慈恩寺周辺(現:さいたま市岩槻区)の荒川(現:元荒川)沿いの肥沃で水捌けの良い土地で栽培されてきました。岩槻ねぎの主な特徴としては、1株から数本の茎が伸びる長葱の原種に近い「分けつ性」の「青ねぎ」であり、とても軟らかく甘みの強いことが挙げられます。また、古典落語「たらちね」にも「岩槻ねぎ」の名前が登場するように、江戸時代以前から関東の広い地域で親しまれてきた「京野菜」ならぬ「武州野菜」の1つでもあります。しかしながら、戦後になると品種改良され見栄えが良く、日持ちもする深谷などの「一本ねぎ」におされ、「一本ネギに比べて見栄えも悪く、その軟らかさ故に積み重ねができない(=大量陳列・大量輸送に向かない)」岩槻ねぎは、徐々に廃れていき、いつしか人々の記憶から消え、「幻のねぎ」となってしまいました。
 平成13年、岩槻の文化の再発見と継承を目的に同区地元有志により結成された『岩槻ときめき文化の会』が、「岩槻ねぎ復活」の狼煙をあげました。同会では、「心豊かなまちづくりに貢献すること」を目的として、岩槻ねぎを使った料理の研究や、岩槻ねぎを取り扱う店舗の掘り起こしを積極的に行ってきました。2009年5月に開催された「第4回埼玉B級グルメ王決定戦」では、『岩槻ねぎ倶楽部』を結成し、「岩槻ねぎ塩焼きそば」を掲げて出場。結果は、初登場ながら見事『準優勝』を獲得!!多くの人々にさいたま市の新たなブランドとしての記憶を植えつけ、「ねぎわいの街」復活の第一歩を踏み出しました。
 今、「岩槻ねぎ」のブランドは着実に育ちつつあります。2009年からは「さいたま市ブランド構築戦略型モデル事業」として採択され、岩槻区内外の岩槻ねぎの料理が食べられるお店を集めた「ねぎわいマップ」を製作しました。また同市からは、新たな地域振興ブランドとして定着・発展することを目指し、きたるべき観光時代に対応すべく、日本内外からの観光客誘致の先駆けとして、同事業の継続的発展と地域経済活性化による地域振興にご協力いただいています。(尚、同事業では他にも「豆腐ラーメン」「赤山渋」等を支援しており、地域資源を活かした商品等の創出によるブランド化戦略を行っています)
 私たちは、岩槻ねぎを通して、岩槻を明るく元気な街をつくることが目標です。住んでいる人同士がつながり、笑顔のある街。訪れた人が満足し、笑顔になれる街。そんな街、岩槻にしたい。そのためには、このプロジェクトを理解し、協力してくれる仲間が必要です。夢のある街を創る一員として是非ご協力ください。
岩槻ねぎ倶楽部 代表 長谷川芳雄
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問い合わせ先 岩槻ねぎ倶楽部事務局 有限会社長谷川廣商店(048-756-0472)
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